あっちもこっちも

先だってのフランス大統領選では,国民戦線のルペンという候補が決選投票に進みました。決選投票では大差で負けたとのことですが,その辺がトランプが勝ってしまうとアメリカの差なのかもしれません。

 

でも問題はそういうことではありません。そういう候補に投票するしかないという状況,それこそが問題なのです。

 

連合王国(日本ではイギリス。これはイングランドという一部分だけの名称。)のEU離脱だって同じことです。

 

根本的な問題は,「自由」貿易とかグローバリズムとかです。それで普通の人の生活が苦しくなっているのですから。

 

マスコミや「有識者」とやらの言う,自由貿易万歳とかグローバリズム万歳とは大嘘だと断言します。よくもそんな嘘を平気で言えるものだと。

 

自由貿易,グローバリズムとやらは1980年代から始まっているとのことですが,私の実感では2000年からです。それでも17年程経っている訳ですが,生活は苦しくなるばかり。将来への希望だってありません。

 

マスコミや有識者とやらは自由貿易やグローバリズムが不十分だという論調ですが,17年もやって駄目なら,そもそもそれが間違いではないかと疑うのが「知性」というものです。それどころか,そもそも自由貿易やグローバリズムが諸悪の根源だと思わない方がおかしい。

 

そう。彼らはおかしいのです。自由貿易とかグローバリズムとやらは競争をやたらと礼賛しますが,実際に競争している,させられているのは,現場で働いている普通の人です。マスコミや有識者とやらは実は競争をしません。他人に競争をさせて美味しところだけ持っていくだけです。

 

そもそも競争というのは辛いものです。年がら年中そんなことをやっていたら精神的にも持ちません。私の仕事は「競争」どころか「闘争」そのものですが,自分でやっているからその辛さは身に染みています。

 

やってみれば分かります。そんなことできる訳がないのです。私は何とかやっていますが,もう長時間は持ちません。木曜日はもう金曜日のような気がします。まあ仕事自体が速くなっていますし,それが経験だというのもありますが。

 

とにかく競争なんてものは,まともにやっていれば語るものではありません。私の経験では,本当はやっていない人間こそ「語り」ます。思い返すと例外はありません。

 

もう競争にはうんざりなのですよ。もっとはっきり言えば「競争させられる」ことにうんざりなのです。

 

正直な言葉は分かりやすいものです。そうでないものは嘘でしょう。

 

別な嘘を指摘しましょう。「働き方改革」は嘘です。それは「働かせ方」改革なのです。だって労働者は決められた条件の中で働くしかないのですから。